

 
                    インプラント治療とは、歯を失った部位の顎骨の中に人工歯根を埋め込み、人工歯を取りつける方法です。失った歯がよみがえったかのように、自分の歯と同じような機能を果たします。
インプラント治療の起源は、インカ帝国時代(1400年代)までさかのぼることができます。ミイラの口の中に、長期間使用したと思われる、歯石が付着したエメラルドのインプラントが埋め込まれていたのです。
日本ではステンレス、ゴールド、セラミックなど錆びない材料を使ったインプラントが臨床応用されましたが、純チタンに骨と癒着する性質があることが発見されると、歯を失ってしまった方の治療の手段として注目されるようになりました。
欧米先進国では、失ってしまった歯を治療する際の手段としてまず最初にインプラント治療を選択します。それが不可能な方に、ブリッジや入れ歯で治療を行ないます。

ブリッジを装着するには、両隣の歯を削らなくてはなりません。しかし、削られることで健康な歯の寿命が短くなってしまう恐れがあります。
 
                    インプラント治療は、両隣の歯を削らずに治療できるので、自分の歯に負担をかけることはありません。
 
                    
                    部分入れ歯を装着していると、安定感がなく噛みにくいことがあります。また、他の歯にクラスプ(留め金)をかけて支えるため、見た目も悪くなってしまいます。
 
                    インプラント治療の場合は、他の歯で支える必要なく、自分の歯と同じような噛み心地を得られます。
 
                
インプラント埋入後、骨と癒着するまで、2~6ヶ月かかります。また、人工歯の作製に1~2ヶ月必要です。
通院は、4~8ヶ月に1回となります。症例によって多少増えることがありますが、通院の回数は数回で済みます。
インプラントの治療費は以下の通りです。
| 奥歯 | 330,000円 | 
|---|---|
| 前歯 | 385,000円 | 
そのほか、ソケットリフト(上顎洞底挙上術)やGBR(骨誘導再生手術)、CT撮影、薬代など別途費用がかかります。
インプラント治療は保険適用外となり、すべて自費診療となります。
インプラント治療以外の歯科診療については、保険診療で対応いたします。
※患者様の状況によって治療費は変動する可能性がございます。

転んで歯が破折し、抜去しました(26歳・女性)。
 
                    
                    奥歯2本を、虫歯により抜歯しました(53歳・男性)。
 
                    
                    自転車で転倒し、前歯4本を抜去しました(17歳・女性。)
欠損した部位が多く、ブリッジでは治療不可能な症例です。
 
                    
                    左下顎の奥歯を3本治療しました(43歳・女性)。
両隣の歯がなく、ブリッジでは治療不可能な症例です。
 
                    
                    入れ歯の安定の悪い、無歯顎の患者様にインプラントを応用しました。(60歳・男性)。
 
                
年齢
健康状態
顎の骨の状態
口腔内の状態
その他
糖尿病、肝臓病、腎臓病など
→インプラントの周囲炎になり、インプラントを支えている骨が吸収されてしまいます。
歯周病
悪い噛み合わせ
口腔の手入れが悪い方
